普段の写真撮影で使うレンズ(カメラじゃなくてレンズ)のこだわりの一つがオールドレンズ。今から70年も80年も昔のガラスだらけのレンズを通り抜けて焦点を結ぶ画像は今の写真じゃなくて、レンズが製造されたその時の光を結んでくれているのでその当時の色を再現してくれるタイムマシンと心得ております。このレンズ1948年製造のレンズなので終戦後3年目に世に出たレンズ。日本の工業技術はやはり凄かった。レンズのお話はいずれ別の機会に。
(W-NIKKOR・C 3.5cm F3.5 Lマウント)
最短撮影距離は長いわ(つまり寄れないアップで写せない)、重いわ、カビはあるわ、くもってるわ…言ってりゃキリがないくらいのリスクがあるので、痩せ我慢ですかといわれても仕方なかった。ところが最近になって、ヘリコイド付きのリングアダプタのおかげで寄れる写真が撮れるようになりました。テーブル写真もぐんぐん寄れるので楽しくて楽しくて…。それで最近、こういう絵に夢中。上から楽しむ庭園風景。アップで寄れるので普段とは違う画角で庭を切り取っています。ちなみに全部JPEG撮って出しです。加工なし。ピンボケもブレもお構いなし。現代のカメラにはない、ピンボケ写真や露出不足(或いはオーバー)の写真を撮らせていただけるレンズは貴重です(若干、痩せ我慢)。