紅茶農園主のブログ

雨の日はこんなこともやってます…の巻

2022年5月13日

今日も終日雨。時間を作って机でダージリンヒマラヤン鉄道の資料を読む。左の本の上の図は世界初の鉄道ループの平面図。その下はスイッチバックの様子を描いている。右の本はダージリン駅の様子。
こちらはダージリンヒマラヤン鉄道の模型製作のために集めた資料。ダージリン鉄道で走る蒸気機関車は動輪が片側2つのB型。石炭と水は機関車本体に積み込んであるのでテンダー(炭水車)タイプではなく、タンクと呼ばれる機関車単体で走るタイプ。製作では手元にあるC(3輪)をB(2輪)に改造します。
さて、資料の図面にあるのがダージリンヒマラヤン鉄道の機関車の図です。動輪が2個なのでBタイプ。有名なデゴイチ(D51)は動輪が4つあるからDとなります。SL山口号で走るC57は動輪が3つだからC。両方とも炭水車を従えた「テンダータイプ」。これからつくるダージリンの蒸気機関車は図のように運転席の前に石炭…煙突の後ろには水槽がありますので「タンクタイプ」。

さてさて、写真の上に写っている模型ですが、足回りだけを利用するためのもの…。バラしてモーターと動輪などの部分を利用します。車輪が3つついているので「Cタイプ」ですが、真ん中の動輪はピストンとは連動していないので組み立てる時に外して利用しません。なので、出来上がりは図面のように「B」タイプとなります。ダージリンヒマラヤン鉄道は英国が総力を上げて2年数ヶ月という超短期間の工事で完成させました。総延長は88Km。我が鉄道模型のダージリンヒマラヤン鉄道の総延長は多分、4メートルほどかな。とすると、実物の2万2千分の1の距離しかないのですが、ひょっとすると工事期間は本物よりも時間かかるんじゃないだろうかと思ったり。いや、完成予定は今年秋! 本物が工事日数800日としたら、我が鉄道は約120日(9月)で完成! そんなことに思いを馳せると、本物がいかに短時間で脅威的な建設を進めたかということがよくわかる。当時のイギリスの強大な力を感じますね。ということで模型づくりも頑張ります。乞うご期待…! でも、明日から当分晴れマーク。工事はいきなり中止です(涙)