菜園に植えてある白菜を猿に食べられて、真ん中が空洞になったようになって、悔しい思いをしたのがこの冬の話。猿は真ん中の柔らかいところだけをむしって食べて周りの硬いところとかはそのまま。これが猪だと畑全部をひっくり返すくらい荒らしてくれるので手に負えない。その点、猿の方がまだマシか…なんてことを言ってる余裕なんてありませんよ。悔しいですよ。ほんとに腹が立つのであります。で、面白いことにそのままにしておくと、白菜は自分の力で復活してまたまた玉になってくれるのでした。その白菜を収穫して作った料理が上の写真のふたつ。左は白菜とにんじんの漬物です。右奥は白菜と豆腐の餡掛け。白菜は外側の硬いところも食べられるので全部を使います。フフフ、猿たちめ…あいつら知らないんですよね。本当においしいところはこの硬いところだってことをさ(負け惜しみじゃあござんせんよ)。
白菜の漬物ですが、細かく切ってボウルに入れて軽く、ほんの軽く塩をして水分を取り出す。これを水でしっかり洗ってから甘酢をかけて和える。少々出汁も加えます。これ、一応漬物って言ってますが、ほとんどサラダです。ちなみに、昨日のぼたもちにとてもよく合う逸品。セットで美味しくいただきました。
こちらも白菜を利用します。白菜を軽く炒めて豆腐を加え、しんなりしてからとろみをつける。竹輪(ちくわ)なんかが入っていてもおいしいですよ。
普通のご家庭で作られているものと特に違いはないと思うんですが、味は薄味で塩分無茶苦茶控えめなのが特徴といえば特徴かなぁ。白菜なんですが、春の彩に満ちた野菜料理2品でした。美味しくいただきました。完食御礼。