2月になったら始めようと思いながらなかなか手がつかなかったバッハ大全集(LPレコード)のクリーニングと保存袋の入れ替え作業を始めました。
1巻から11巻までのレコード総数全100枚組み。
6巻だけ手に入れていないので手元にあるレコードは93枚(まあ、そのうち見つければいいや)。
箱は改めて補修すればよいとして、レコード盤自体を早くクリーニングしてやりたい。誇りとカビを取り除けば新品同様の音が蘇る。
クリーナーやペーパーに加え、保存袋もすでに手元に到着済み。実は古い保存袋が大敵で内部にカビが発生していると、せっかく磨いたレコードにまたカビがついちゃう。これは避けたいので新品の袋にするわけ。
この全集はかなり古いもので40年以上前のレコード。保存袋も普通は捨ててもいいけれど、一応発売当時の保存をしておくのもよかろうと、カビが生えた紙製のうち袋も全部捨てずに保存しています(あまり意味ないから多分そのうち捨てるでしょうけど…カビ臭いからね)。
磨き終わったものから順に針を落として、結局第1巻(7枚)を聴いてしまいました。磨いたあと水分を取り除くために乾いたペーパーで拭き取りをしますが、針を落として聞いてやれば溝の中に残っている水分が針の摩擦で乾くという塩梅。
聴いているオーディオセットもプリメインアンプもスピーカーもこのレコードと同時期のもの。別に不満があるわけじゃなし。むしろ満足しています。レコードをかけている間は、書斎が70年代の音で満たされる。新しい発見は過去を見直すことからも見出すことができるような気がしています。贅沢な時間に感謝。
第1巻「受難曲」はカール・リヒター(指揮)。ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団。