紅茶農園主の日記

「エフ」の帰還

2018年9月21日

父のエフと50mmf1.4のレンズをオーバーホールに出しておりました。

今日、修理を終えて無事帰還です。

50年前のカメラで僕が生まれる前から使っている。子どもの頃、このカメラは旅行の時もいつも家族の記録を残してくれていたのです。

レンズの調子が悪くなり、思い切って本体も一緒にオーバーホールに出したのですが、見事に復活。

まるで新品のように輝いております。これから数十年でも平気で使えます。

父曰く、さっそく撮影したいと言っておりますが、この雨と霧ではねぇ…。

完全機械式カメラは電池がなくても動くし充電する必要もなし。

フイルムを詰めて手で巻き上げて一枚ずつピントを合わせて撮らなくてはならないけれど、そんなの全然平気。

50年前のカメラとレンズを通して映る映像は、50年前の光を再現してくれるタイムマシン。

それに比べてこの写真を撮ったデジタル一眼レフカメラは一体いつまで使えるのだろうか…。というか、修理してくれるのだろうか。

艦橋には日本光学のいわゆる「富士山マーク」が刻印されているから初期型の「F」