紅茶農園主の日記

金時人参についての考察

2018年1月14日

正月といえばやはり「煮しめ」。

野菜料理が好きで、特に最近は京野菜について興味を持って本を読んだりしてます。

ところで、今年のお正月の煮しめに少々物足りないものがあったのです。つくってもらっていて偉そうに言えた義理じゃないのだが、人参が少なかった!

正月の人参といえば「金時人参」となるのだが、江戸時代に今の大阪市あたりで作られたのが最初とか。

収穫期は12月〜2月にかけて。まさに今が旬。なんとなく勝手なイメージで原産地は「京都かな?」なんて思っておりましたが、えらい間違いどした。

さて、この煮しめですが、主に野菜を煮てつくられるお料理の総称だそう。

煮物には3種類の煮方があって、「旨(うま)煮」「含め煮」そして「煮しめ」とある。煮しめとはまさにこの「煮しめ」のことで煮汁で煮しめるということだそうです。

西洋から見ればお料理に砂糖を使うのが特徴の日本料理だけれど、醤油やみりんを加えて煮てつくるこのお料理は日本だけではないぞ。

これこそ世界に通用する日本料理ではないかと、たっぷりの金時人参を前にして感慨にふけりながら「いただきます!」

煮しめ 金時人参

たっぷりの金時人参入りの「煮しめ」